1974-05-08 第72回国会 衆議院 社会労働委員会地方行政委員会農林水産委員会建設委員会連合審査会 第1号
それからこれは、産炭地の三井美唄の解雇された五十歳の炭坑夫です。この人は「夏はかせぎまくって疲労こんぱいして家に帰ってくる。年がら年じゅう働きずくめで、家庭にいるのはこのときだけだ。三十日給付になったら家庭の破壊だ。もしなったら常時出かせぎの流浪の民だ。」つまり夏は出かせぎ、冬は三十日に削られる、生活にならないから、今度は仕事を求めて雪のない遠方に行かなくちゃならない。
それからこれは、産炭地の三井美唄の解雇された五十歳の炭坑夫です。この人は「夏はかせぎまくって疲労こんぱいして家に帰ってくる。年がら年じゅう働きずくめで、家庭にいるのはこのときだけだ。三十日給付になったら家庭の破壊だ。もしなったら常時出かせぎの流浪の民だ。」つまり夏は出かせぎ、冬は三十日に削られる、生活にならないから、今度は仕事を求めて雪のない遠方に行かなくちゃならない。
また朝鮮で狩り出された二百人の婦女子が函館の遊郭に、日本の炭坑夫の慰安婦として無理に売春を強要される。幾人かの婦女子が投身自殺を遂げておるというような事実が続々とあらわれておる。日本政府の一貫した政策は、朝鮮及び中国に対する侵略政策、その侵略もきわめて野蛮にしてかつ非人間的な、人道上許すことのできない数々の蛮行を重ねてきた。
何か一つのことをやるにしましても、多くの炭坑夫をかかえていますと、振り合いとか、向こうがこうであるからというようなことで、適切な機動性のある経営というものがなかなかできにくい面があるわけであります。そこで、こういう面から見て、この際自立意識を高揚し、そして機動性のある経営をするということが最も現状に適しておるのではないかというふうに考えたのが第三点であります。
俳優の子供は、やはりやあやあ言っておるけれども、自分の子供を俳優にしたい、鉱山とか石炭とか、私らの親の時代には、自分のむすこはやはり炭鉱だということで継いできたんですけれども、もう今の炭坑夫や鉱山の労働者は、自分の子供を金属の坑内とか炭鉱の坑内に入れようと思う者はもうおりません。もう魅力がない。
そういう中から、たいへん社会の表に出てこない問題が多いのでありますが、その一例として、いろいろ問題があるということを、ある炭坑夫の方の私に対する訴えから汲み取っていただきたいと思うのです。そういう観点から概略ざっと読んでみます。
ですから、むしろ炭坑夫の諸君は、それよりも、職場としては、単純な肉体労働の職場、はっきり言えば、今の失対事でやっているような、ああいう職場を希望しているのです。それから、もう一つは、よしんば就職して行っても、家族をこちらに置いて行かなければならぬような人が非常に多いので、制約されて行けない。二重生活はとてもできない。
私は、かりにこの三万何がしかの給与で炭坑夫を坑外で使ってくれるというならば、坑内に下がる炭坑夫はいないようになると思うのです。私自身が坑外でそれだけの金をもらえる所があって、そして君坑内に下がれと言われても、それは私自身が二の足を踏むことであろうと思うのです。そうするならば、特に坑内の労働者に対しては保護こそ差し伸べなければならないと思うわけです。
いわゆる普通の炭坑夫、直轄鉱員が減って、臨時鉱員がふえておる、こういう傾向が非常に強くなってきている。それから系列のあるものもどんどん下請に、あるいは白ズリの捨て場、あるいは坑外の運搬関係、そういうものが下請に出されておる。出すことは、これは厳密にいえば職業安定法の違反だ、こういう工合に考えておるのですが、そういうことが平気で行なわれておる。
○堤(ツ)委員 警備局長が立場を異にして、あなたがこの三川鉱の入口で争わなければならない炭坑夫の一人であったときに、警備局長や警察がこんなのんきなことを言ってくれておってたまりますか。家族にしてごらんなきい。かたわになってしまったのですよ。再び立つあたわずじゃありませんか。こういう問題を起こしておきながらまだ今ごろつまびらかでないなんてけしからぬことだ。
ところがその人がかりに激労働する、たとえば炭坑夫のような労働をする場合には、生活保護でも実は百二円出しております。百二円の食費であれば、そう安いともいえないのじゃないか。あるいは中等労作、内職程度でありますが、これは八十円になる。それと強労作、これは日雇いなんかになりますと九十円になる。
全体を見てみますと、彼らの多くは徒弟とか、あるいは工員、炭坑夫というように、転々としていて、二十代の者がほとんどで、徴用とか、軍隊に送られて、復員後ブローカーなどをしている者なのでございます。 昨日公述人の一人が、栗田と申します非常に凶悪な犯罪者のことをお述べになりました。
そういうふうに考えているのでございますが、組合側の方の考え方は、ほかの国におきましては炭坑夫の賃金が他の産業よりもむしろ高いのが現状であり、それに対して日本の現状はまだその程度になっておらない、従ってもう少し他の外国並みにほかの産業と較差をつけるところまで賃金を引き上げて計算すべきではないかというのが組合側の主張のように承知いたしております。
○説明員(斎藤正年君) これは具体的に炭坑夫の労賃につきましてアメリカと比べることは殆んど意味をなしません。何ら変るところがありませんので、西ドイツあたりと比べて見たケースはございません。今ここに資料もございませんが、ただ能率で申上げますと、現在西ドイツあたりが坑内夫の一日一人当りがたしか一トン半くらいであると思います。日本の場合にはこれがコンマのたしか六トンくらいじやなかつたかと思つております。
実労働時間の短縮と申しますのは、基準法の施行によりまして、現在炭坑夫の労働時間は拘束八時間、即ち坑口、坑口に入坑してから出坑するまでの間が八時間ということになつております。
これは御承知のように炭坑夫というものに坑内に入ると非常に喉が渇いて水を飲みます。そういうことも手伝うんだろうと思いますが、この炭坑において、大体六百名ぐらいの坑内夫の中で、三百名ぐらいのものが肝臓病で以て非常に困つた。その中には重態の者もある。そういうことを聞いておるんですが、これは私は外米が、荷揚げその他の地域的な関係上、九州には相当入つておる。
そこでそういう毒性のものを配給しておつたということを承知しながら、炭坑夫の、国民の健康状態等についても、何ら関心を持つていなかつたということ、これは私は非常に重大だと思うのです。これは何と言いますか、生きた人体試験に、若しこれが今の黄変米が原因であるとすれば、生きた人体実験はもうすでになされておる。
これは坑内夫の平均勤続年数をとられたら、或いは炭坑夫の坑内から坑外を通算して働いた者の勤続年数をとられたらわかると思う。五十五歳までは極めて稀である。恐らく五十歳前後になりましたら、四十五歳ぐらいになつて、四十歳を越して坑外に上つた者は恐らくこれは雑夫でしよう。併しながらその雑夫が五十五歳になつたときにはもう労働能力というものは殆んど失つている。
当時は炭坑夫一人当りの平均が〇・二五入という数字になつておつたのでありますが、現在は〇・四二二という数字になつております。これは本年の十月の数字でありますが、〇・四二二、それから採炭夫一人当りの能率にいたしましても、昭和二十三年十二月当時の調停における全国平均は、一トン四分七厘、これが現在は二トン一分五厘、こういうふうに大体能率は倍になつておる。
日本人が燃料不足に悩み続けておるとき、日本におるアメリカ人のボイラーはあかあかと燃え、日本の炭坑夫が安い賃金で働かされ、掘つた石炭はアメリカ人を暖め、━━━━━━━━━━━━━━━━━のために燃やし続けられていたんだ。
○上條愛一君 もう一つお伺いして置きたい問題は、官吏の恩給などにつきましては、最高の制限がないと思うのでございますが、船員のごときは、御承知の通り炭坑夫と同様に相当危険な業務に従事いたしまして、日本の産業の興隆に寄与しておるところの特殊の労働者であると我々は考えております。
かりに党員の所有であつても何かかつて炭坑夫であつてそういう職務上の必要から持つていたという意味なのか。そういう点が非常に不明確、あたかも党の方針に従つて、党の革命のために所持しているという意味にとれたのでありますが、その点について、以上三点を明確に答弁願いたいと思うのであります。